マキシム・クロテ
当主のマキシム・クロテ氏は父親がボーヌ郊外でオーナーシェフを務めるオーベルジュを経営する家に1994年に生まれ、サンロマンにあるビストロで働いていた時にフレデリック・コサール氏と知り合いワイン造りの道に入った。コサールで約10年学んだ後、2021年に独立。
ボーヌにセラーを構え、買いブドウで自分の名を冠したワインを造りを始める。2021年の霜害と多雨による収量減でブルゴーニュのブドウが足りず、南仏、ジュラ等のワインも造る。南仏はコサールの時代から手掛けており、グルナッシュは必ずやりたかった品種だと語っている。ブドウは出来る限りビオロジックで作られたものを入手している。将来的にはブルゴーニュに自前のブドウ畑を持ちたいと話す。
醸造
黒ブドウは、選果後、潰さずに基本的に全房のまま発酵槽に入れ、ドライアイスを使いながら、15~6度で2日間発酵が始まるのを待ち、その後ルモンタージュ。SO2は微生物を殺し複雑味などが損なわれると理由から瓶詰時にのみ極少量使用。熟成には古樽を使う。