ニグリンヌ[2018]ラ・ロックダンタン【フランス　シュッド・ウェスト　赤ワイン】

【ニグリンヌ】
ドメーヌの畑に植樹したブドウ木は、全て他のドメーヌのセレクション・マッサルに由来するもの。

マルベックはシャトー・コルバン・ミショットから、カベルネ・フランはクロ・ルジャールから、プリュヌラールはガイヤックのドメーヌ・プラジョら、コット・ア・ピエ・ルージュはラ・グランジュ・ティフェーヌから、ネグレットはシャトー・プレザンスから譲り受けたもの。

アペラション：IGP Cote du Lot コトー・デュ・ロット
栽培面積：2 ヘクタール 植樹比率：9615 本/ヘクタール
⼟壌：キンメリッジ階の石灰砂利⼟壌

栽培：生物多様性とテロワールを尊重したビオロジックを創業時より実践。2022 年に認証を取得予定。また、2021 までにビオディナミへと移行する計画。

醸造：３〜4 日違いで手摘みで収穫した異なる品種のブドウを全てアッサンブラージュしてセメントタンクで野生酵⺟のみで一緒に発酵。発酵終了後、樽に移し、マロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。熟成期間は 10 ヶ月。無濾過で瓶詰め。

2018 ヴィンテージの総生産量は 1,586 本+マグナム 100 本。

味わい︓ミディアムのルビーレッドの色合い。カシスやブルーベリーなどの紫の果物のとてもエレガントな⾹り。微かに胡椒のようなスパイシーなニュアンスが感じられる。アタックは柔らかく、スムーズでピュアな質感の液体が滑らかなタンニンともに流れていく。非常にエレンガントで、ピュアで旨味に溢れた味わい。⻑い余韻にはかすかにオレンジのニュアンスが広がる。

【ワインレポート山本昭彦氏】
フローラルで、ラベンダー、クラッシュしたダークチェリー、カシス，ヨード、カオールのマルベックにありがちな厳格さはなく、スムーズなタンニン、柔らかいが濃密な液体。野いちご、アニス、ハーモニアスで、湿った土や森の下草。