ブルゴーニュ・ブラン・レ・シュタイネール[2019]ユベール・ラミー【フランス　ブルゴーニュ　白ワイン】

「ラミー」ワールド全開。この感じ、他ではなかなか味わえません！ＡＣブルも密植ヘクタール１１０００本！が成せる業か！！！？おそるべしです！！村名サン・トーバンに隣接するレ・シャタイネールは標高300メートルの斜面上部に位置するAOCブルゴーニュとしては傑出した立地です。

味わい：エッジ緑がかった若い黄金色。香りは雄弁で開放的、柑橘を思わせる新鮮な果実が咲き誇っている。アタックから偉大なワインを思わせます。特筆すべきバランスの良さ。余韻は美しく長くミネラルがありフィネスを感じます。

【インポーター試飲コメント（2018年ヴィンテージ）】
還元的な造りが特徴的なラミーですが2018年は香ばしい還元や樽に由来する風味を感じません。レモンやパイナップル、柑橘やフレッシュで果汁をたっぷりと蓄えた黄色い果実の調和。甘さだけではなく酸も伴う果実が何種類も盛られたようなオーケストラ様の香り。

口に含むと洋ナシ、アプリコットが体熱によって上昇。要素が細かく絡み高密度で織り込まれているようで個々の要素を拾うテイスティングはほとんど意味を成さない。果実の熟度だけが浮き上がることもなく、緻密な酸を伴って一体化した球体がある。余韻まで一貫して広がり、上昇するような花を伴う果実がパノラマ状に広がる。強いて粗探しするならば少しだけが余韻が短い点でそこで初めてこれがACブルゴーニュだったことを思い出す。