カッチャルピ[2018]ジャコモ・バラルド【イタリア　トスカーナ　赤ワイン】

【カッチャルピ】
品種：サンジョヴェーゼ　　樹齢：1971年に植樹。　アルコール:13.5％　　収穫:9月28日
畑・土壌:ピアッツェ、石灰岩が多く存在する赤い粘土。東向き。標高550m
醸造・熟成：１日2～3回のパンチングダウン。自生酵母で25日間かけて発酵。10％を全房。バリックでMLF。
フレンチオークで16か月、ステンレスタンクで2か月、18か月瓶熟成。
特徴：1970年の葡萄畑からのサンジョヴェーゼ。ごくわずかにカナイオーロ。 石灰質の粘土質土壌はその可能性と爆発力を引き出します。 香りは明確で、オレンジピール、ローズマリーのスパイス、塩や石の香り。ピンと張り詰めたような構成。 美しい酸味とエレガントなタンニン。複雑で余韻の長いワインとなりとても長い熟成能力もあります。

砂糖漬けのチェリー、ラズベリー、小粒の完熟した赤果実。 高密度の粒子で構成された赤紫果実の塊が口の中で触れた途端に蒸発するようにほぐれていく。 酸味の柔らかさ、張り出しのない質感、ドットの微細な果実の粒子が描くグラデーション。 呼吸と共に鼻腔を抜けていく黒果実。 深みのある余韻ながら果実の実体感が出しゃばることがなく鐘の音のように残響する。 悠大さのあるイル・ポッツォーネに対して精神に没入するような（香りや味わいではない）内向型ワイン。 （2022年5月インポーター）