バローネ・コルナッキア

アブルッツォ州の北部テーラモ県に位置し、北隣のマルケ州とのほぼ州境寄りに代々続いている生産者です。イタリアの生産者としては規模が小さく、限られたスタッフで手作業を重視した、しっかりした造りをしています。モンテプルチャーノの畑は全てD.O.C.G. コッリーネ テラマーネ モンテプルチャーノ ダブルッツォの区域に位置する大変すばらしい畑です。
現在、ピエロ コルナッキアは一線を退き、ワイン造りは二人の子供、カテリーナとフィリッポの姉弟に引き継がれました。彼らは伝統を守りつつ、2012年には新たにコンサルタントを招き、新しい要素も積極的に取り入れたことが、更なる品質向上へとつながりました。
また、フィリッポとカテリーナの代になり、ユーロリーフやICEAの認証を取得。認証を受ける遥か前から有機栽培をしており、その姿勢は昔から変わっていません。
「虫や動物が共存するオアシスのようなエコロジカルな自然環境を保ちたいと考えている。今聞こえている小鳥の声は、自分がまだ幼かった頃から聞いている。こうした環境を守っていきたい。認証の取得に必要な規定で決まっている事は、私達の家族がずっと昔からやってきた、当たり前の事ばかり。だから、有機栽培の認証を取得するということは、商業的な目的ではなく、あくまでも土地に対しての敬意を払うというとても自然な流れだった」と2018年現地訪問時にフィリッポは話していました。
もちろん、赤ワインの品質だけではありません。特に、2023VTからはすべてのワインで野生酵母を使用して発酵させるようになり、さらにこの土地ならではの味わいが表現できるようになりました。また、2024年に現地で試飲した弊社スタッフは、「とにかく2023VTの白の品質には驚くべきものがあります。やはりビオディナミ栽培の効果と野生酵母に変更した影響もありますが、それだけではなく樹齢の高さというところも注目したいところです。パッセリーナは古いもので樹齢70年。トレッビアーノは樹齢80年以上。歴史のあるバローネ コルナッキアらしい重要なポイントです」と話しています。


