スコンデ・シモン
この価格帯のシャンパンの中で、これほどの高級感のある味わい、複雑さは『スコンデ・シモン』がピカイチだと思っています!!高級ブランドシャンパンの筆頭『クリュッグ』に対して、最大の葡萄供給元となっている『スコンデ・シモン』が来日し、彼らのシャンパンを5種類試飲する機会がありました!!
これまでも扱ってきましたが「キュヴェN」というスタンダードキュヴェから、プレスティージュクラスまで試飲した結果、やはり「N」が驚異的なコストパフォーマンスだと確信しました!!中盤から余韻にかけて飛びぬけて複雑なスタイルが“クリュッグ”を思わせます!
「スゴンデ・シモン」は、1866年、モンターニュ・ド・ランスのアンボネイ村に設立されたRMで、1982年に現当主ジャン・リュック・スゴンデが継承しました。
所有する5ヘクタールの畑はすべてアンボネイのグランクリュという、名門中の名門。年間75000本の生産能力がありますが、長年にわたり、「栽培と醸造のあらゆる細部まで、私の目が十分に行き届く限界である」15000本に生産量を限定して「量より質」を貫き、残りはぶどうやマストで、「クリュッグ」や「ルイ・ロデレール」などに販売してきました。
「特にクリュッグとは19世紀からの付き合いで、ずいぶん前から、私たちが最大の供給元になっています」。
豪華絢爛たるその味わいは、アンボネイのテロワールの優秀性や、1983年から(いわゆる「秘伝のタレ」のように)毎年10%ずつ注ぎ足されている、ヴァン・ド・レゼルヴの比率が高いことなどに由来します。