アンリ・ノーダン・フェラン
当店では爆発的な人気となりました『アンリ・ノーダン・フェラン』の当主クレール・ノーダンさんが2018年11月に来日され、当店のワインバーでワイン談義に花を咲かせて、盛り上がりました!!!
かの『ドメーヌ・ビゾー』の奥様であるクレールさんは、当然のことながらジャン・イヴからの影響を受け、次第にナチュラルなワイン造りへと転換させ、今に至りますが、ビゾーのワインを長年、取り扱って参りました私たちにとって、クレールさんのワインは、背筋がゾクゾクっとしてしまう味わいなんです!!
ワインの説明を聞きながら7アイテムのワインを飲んだのですが、すべてに共通するナチュラルで熟れた果実のニュアンスは、個人的にツボのど真ん中で《やっぱり大好きな味で》、淡い水彩画のようなカラーで味は和食に通じる旨みがきれいに溶け込んでいるしみじみお出し系!!という完全ナチュラル派となっています。
1級畑の「ラドワ・1ercru・ラ・コルヴェ・ルージュ」と村名クラスの「アロース・コルトン」では少しの野性味、果実の心地よい凝縮度が高まり、グッとビゾーに近づく雰囲気を楽しませてくれ、それでいてエシェゾーのような硬さがなく、今飲んで美味しく、いろいろな意味で楽しめて、最高でした!!!
彼女のワインを語る時に、どうしても『ジャン・イヴ・ビーゾ』の奥さんのドメーヌという枕詞が付いてしまうのですが、あのビゾーの香りがぷ~~んっと漂う、薄うまな液体のブルゴーニュですから、ファンを虜にさせています!!!!これが病みつきになります(笑)
そして、この薄うまなワインでありながら、期待を裏切らない味付きの良さは、入念な畑仕事からくるもので、葡萄そのもののポテンシャル無くしては、このスタイルは絶対に生まれない!!という点に関してはジャン・イヴのワインと合致するところであります!
アンリ・ノーダン・フェランのワインは総じて、薄うま加減や、梅きのこ節、旨みがグ~~っと伸びる、ナチュラル感。すべての要素が見事に調和していて、感動します!!ジャン・イヴは奥さんの相談役とのことですが、ジャン・イヴの哲学が細部にわたっていることはワインが物語っていました!!