ドメーヌ・ド・ラ・クラ
【湘南ワインセラーのコメント】
ジャン・イヴ・ビゾーのお弟子さんのマルク・ソワイヤールの『ドメーヌ・ド・ラ・クラ』。実は、このワインを入手できるって本当に凄いことなんですよ!!!ビゾーやセロスもそうなんですが、お取引のガードが堅いことで一目置かれる存在の木下インターナショナルさんのワインの中でも、ハードルが高いのがこの『ドメーヌ・ド・クラ』。
とんでもない美味しさのワインなのですが、あまりにも出回らないので存在すれ知られていません。インポーターさんのお話では、オザミグループさんなどに相当数が納品されるとか。。。で、実は、私も、昨年まで、名前すら知らなかったのです!!
ドメーヌ・ビゾーのスタイルを彷彿とさせる全房発酵による醸造を行ったワイン。ふわ~~っと漂う香りは、ビゾーと同様の葡萄そのものを思わせる果実香に梅きのこ!!!味わいは、ナチュールとクラシカルを両方併せ持ち、そこらへんもビゾースタイルなんですが、驚くのは、余韻の長さ!!!!マジか??と思う旨みエキスの詰まりまくったこの余韻。ビゾー同様の過酷な畑仕事が目に浮かんでくるようでした。さあ、こんなワインを知ってしまったら大変です!
あの超人的なジャン・イヴ・ビゾーと6年間もワイン造りを共にしたということ自体、凄いことだと思いますが、その後、運良く独立を果たした「マルク・ソワイヤール」のワインは、私たちの期待を全く裏切らないものでした!!!
【マルク・ソワイヤール】
マルクはボーヌの醸造学校で学び、アヴィニヨンで高等技術者資格を修得後、各地のワイナリーで研修し、2007年に栽培醸造学の学位を修得したその年、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ ビゾでジャン-イヴ・ビゾとのワイン造りを開始する。そして6年間、ビゾ氏の片腕としてドメーヌの価値を高めた。この間、マルクは少しづつ彼自身の葡萄畑を購入し拡大していった。
【ドメーヌ ド・ラ・クラ】
かつてコート・ドール以上の見事なワイン産地として評価を得ていたコトー・ド・ディジョン。ディジョン市の西に広がる葡萄畑はディジョン市の工業化と共に労働者達の日々の喉を潤すワインに変わり、やがて忘れ去られたこの地のワイン造りをディジョン市は復活させようと、銘醸と謳われたドメーヌ ド・ラ・クラを購入した。そして2014年、美食の街ディジョンに相応しいワイン造りを行う造り手を広く公募し数多くの応募者から選ばれたのがマルク・ソワイヤールだった。
【ワイン造り】
マルク・ソワイヤールはドメーヌ ビゾで行ってきたこと、栽培・醸造に於いて出来る限り人的な介在を行わない事や醸造法も自然なスタイルを重要とするビゾで学んできた哲学を自らが主導するドメーヌ ド・ラ・クラで実践している。同時に彼が自ら所有する葡萄畑1.18haから見事なワインを生み出している。