ブルアール・モリゼ
1900年頃にジョルジュ・モリゼ氏がメニル・シュール・オジェに創業し、6代にわたって続いているドメーヌで、現在の当主はジャン・ルー・ブリアール氏です。
長く受け継がれてきた伝統を守り、創業の地、メニル・シュール・オジェに熱意を傾けた、実直な家族経営のメゾンです。所有畑は6hですが、自社詰めするのはグラン・クリュのメニル・シュール・オジェの3hの畑のみで、他の村のブドウは全て大手メゾンに売却しています。
現在は姪っ子のオレリー・ブリアール女史も栽培や醸造に携わっており、若き世代にもしっかりと伝統は引き継がれています。
【自社畑】
①メニル・シュール・オジェ村に5か所:3ha街なかの斜面上部にあり「クロ・デュ・メニル」に至近。他に斜面の中腹と下部にありバラエティに富みます。
②オジェ、アヴィーズ:3ha
【栽培】リュットレゾネ/減農薬農法
【醸造】
収穫後のブドウは4000kgの空気圧プレス機にて優しくプレスされ、フリーランジュースのみ使用されます。醸造には温度制御可能なステンレスタンクが用いられ、メニル・シュール・オジェの特徴であるシャープさを最大限に生かし、酸化させず酸味を大切にしたクリアなワイン造りを目指しています。
ヴァン・ド・レゼルヴはソレラ式に保存されたものを使用し、品質の安定化への配慮もなされています。