コトー・ブルギニヨン・ルージュ・コニヴァンス[2017]アルマン・ハイツ＋アレックス・フォワヤール【フランス　ブルゴーニュ　赤ワイン】

【コトー・ブルギニヨン・コニヴァンス】
ピノ・ノワールはアルマン所有のヴォルネイとムルソーから、ガメイ はジャンの息子アレックス・フォワイヤール所有の畑から、それぞれのセラーで醸造し瓶詰直前にブレンド。

【ワインレポート山本昭彦氏】
アルマンがフォワヤールと仲が良くて、ジョイント・ヴェンチャーでワインを造る話は2018年に聞いていた。アレックスはボーヌで学び、プリューレ・ロックで研修した。オーストラリアでも修行し、父ジャンのドメーヌで働き、2017年に自身のドメーヌを興した。

クリュ・ボジョレー南端のブルイィとコート・ド・ブルイィに畑を所有する。センスの良さは父譲りだ。

ピノ・ノワールとガメイ半々のコトー・ブルギニヨン。ピノは粘土が厚めのムルソー、ガメイは火山性のモルゴンから。淡いルビー、ラベンダー、ザクロ、ラズベリー、シダー、ジューシーで、どこにも引っかかりがないピュアなテクスチャー。

全房発酵由来のしなやかさとうまみ、ほのかな塩気を帯びたバランスのとれた味わい。岩をなめるようなフィニッシュ。パストゥグランとは異なる、2人の感性と異なるテロワールがフュージョンしたクリーンナチュラル・ワイン。共謀を意味する「Connivence」は2人の絆を示す。８９点。