セ・パ・ラ・メール・ア・ボワール[2014]ドメーヌ・デュ・ポッシブル【フランス ルーション　自然派ワイン　赤ワイン】

【セ・パ・ラ・メール・ア・ボワール】
ワイン名の由来： 直訳すると、『海水を飲むわけでも無いし！』と言う意味なんですが、 フランス人は『そんな大したことないでしょう！』という時に使う表現です。『このワインはアッというまに飲めてしまうからジョーク交じりでこの名前をつけたんだ』と半笑いなルイック！

マセラシオン・カルボニックが果実味の深さを引き出し、ミネラル感たっぷりなワイン。

繊細でフレッシュな味わいはルーションの固定観念を覆します。 このキュヴェは、ドメ―ヌの所有する全ての区画のぶどうをアッサンブラ―ジュしています。

ステンレスタンクに入れてマセラシオン・カルボニック。１タンクのみ除梗して発酵。 グルナシュ以外は3週間発酵。その後、4年樽に入れて、14ヶ月熟成。 マセレーション期間は、約2カ月。マセレーション温度は、12度から1８度。 自然酵母にて発酵。SO2の添加ゼロ。熟成中の、バトナ―ジュ、スーティラージュはなし。

この１４年は酸味があり、旨みが際立ち、私の大好きなスタイルでした！

エッジ褐色が入り経年熟成を感じさせてくれます。ドライイチジク、乾燥したシナモン、クローヴに腐葉土。熟成による妖艶な色気。果実にまつわるエトセトラが昇華され、ルーションという土地由来の張り出すようなミネラルが剥き出しにされたかのような中間から余韻。シリアスでいて、緊張感を強いてこない熟成による妙味。細かくエキス化したタンニン。４時間ほどでマウス（豆香）出ましたが、それすらマイナスにさせない魅力があり試飲された方の多くが魅せられて注文いただきました。（2023年12月　インポーター）