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ジャック・セロス


2018年『ジャック・セロス』の当主アンセルム氏が来日した際にセミナーがあったのですが、トップ中のトップを走り続けるアンセルム氏の魂の宿った言葉に心を打たれ、痺れました。

ワインに携わる者として、今後の自分の在り方にまで、とても影響を及ぼすセミナーでしたが、アンセルムの哲学に触れて、これまで飲んできたジャック・セロスのシャンパンを回想し、あの液体に詰まっていたのは、それだけ大きなものだったのか・・・・と、考えさせられるものがありました。

すでに、息子のギヨームへの世代交代が進んでいる中、やはり私は、アンセルムのシャンパンをまだまだ飲んでいたい気分になっています!!価格は少しずつ上がってきていますが、樹齢や葡萄のポテンシャルの上昇、ワイン造りなど全てにおいて、10年前とはクオリティが違いますので、当然の結果だと思います。いわばシャンパーニュにおけるトップ中のトップの魂がこもっているシャンパンだと思います。

■ジャック・セロスについて補足
ジャック・セロス アンセルムの父親が1949年に創業した。1976年アンセルムはボーヌの醸造学校から帰り、アンセルムのワイン造りが始まりました。1986年頃から木樽で醸造を始め1993年には全ての収穫を木樽で醸造するようになる。当時、グランメゾンの醸造家は彼を変人扱いしたと言う。日本では1993年6月から販売を開始。

平均年間生産数
平均4,000ケース(750ml)のRM(レコルタン・マニピュラン 葡萄生産者元詰)

位置
ワイナリーはアヴィズの町中。葡萄園はコート・デ・ブラン アヴィズ、クラマン、オジェ、メニル に合計6.15ha(全てシャルドネ)離れてアンボネイに0.35ha(ピノ・ノワール)白亜質の石灰岩土壌。

葡萄栽培
シャルドネ 平均樹齢40年。良質の原料ワインを求める為にビオディナミを実践。ビオディナミの暦を使用しているが状況によっては柔軟に対応する。全ては健全な葡萄栽培のための手段で、ビオディナミ自体が目的ではない。アンセルムにビオディナミの信者的なイメージは無い。アンセルムの畑には冬小麦等、土の状況に応じてカバークロップが生やされている。畑に入れば生命に溢れた感覚がダイレクトに伝わり、畑の土のまるで毛足の長い絨毯を踏むようなフカフカした感触と共に、生きた畑が実感できる。アイとアンボネイに0.7haの葡萄畑を持ち、グラン・クリュのピノ・ノワールから実験的なワインを少量生産している。

ワインの醸造
一次発酵に228Lと400リットルの木樽を使用。新樽比率10%。樽の材料により味わいに偏りが出ないように5社の樽メーカーに5つの産地の樽材から3種の樽材を組み合わせて樽を造らせる。400リットルの樽は4種の樽材を合わせている。発酵には自社のセラーに自生する天然酵母をドイツの酵母メーカーに送り培養して使用。醸造後、澱引き、濾過せずに翌年5月頃まで樽熟成。この時点でテイスティングしてボトリングに回すワインと更に樽熟成させるワインに分ける。マロラクティック発酵は行わない。

シャンパン造り
ボトリング後、2年~3年間の瓶内熟成。年間平均気温10℃地下セラーで瓶熟成。ルミアージュは手作業。デゴルジュマンは瓶口を凍らせずに手作業で実施。デゴルジュマンは客先からの出荷依頼を受けてから実施。デゴルジュマンの日付はボトル裏ラベルに記載される。デゴルジュマンから半年位経過して、ワインに落ち着きが出てくる。確実に瓶内熟成するシャンパン。

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