エルヴェ・ヴィルマード
オーナーのエルヴェ・ヴィルマード氏はロワール地方に点在する中世の古城の中でもひときわ豪奢な城として名高いブロワ城のすぐ南にドメーヌと畑を所有しています。
シュヴェルニーは1993年に格付けされた歴史の浅いAOC。ピュズラのワイナリーがあるモンティスの東隣にあります。エルヴェ・ヴィルマードはティエリー・ピュズラとも親交が深く、90年代にはいってから、ヴァン・ナチュールの造りにとりくむようになり、1995年に現オーナーのエルヴェ・ヴィルマード氏が両親から引継ぎ現在に至っています。
父親の代は村の協同組合の指導のもと、一般的なぶどう栽培を行っていましたが、エルヴェ氏が戻ってきてから、ワインの品質を少しずつ向上させました。
ブドウの収穫量を抑えると共に、完熟したブドウを機械ではなく手摘みにより収穫し、天然酵母による醗酵を行うなど、次々に改善していきました。完熟したブドウを選果しながら全てを手摘みで収穫し、土着の野生酵母を使って醸造します。
野生酵母でワインを造るには酵母を殺してしまう化学農薬を控えた農業が不可欠であるためビオロジック農法を実践。ビオロジックの認証機関「エコセール」の認定を取得しております。
彼のワインはヴァン・ナチュールの造り手のサロンでも人気があり、美しい酸と品種の個性、そしてきどらない親しみやすさとアロマが魅力です。