ハイター・ビス・ヴォルキヒ[2019]ヴァインライヒ【ドイツ　ラインヘッセン　自然派　赤ワイン】

【ハイター・ビス・ヴォルキヒ】
ワイン名は「太陽と雲が混ざっている」「晴れと曇りの中間」という言葉から、 このワインは赤でも白でもなく、両方混ざっているワインという意味。
葡萄：ドルンフェルダー50％、ケルナー50％　栽培：ビオロジック
畑・土壌：ベヒトハイムとその周辺。土壌は主にローム、レス、少し石灰岩もある。
醸造・熟成：ブドウはすべて除梗。品種ごと果皮浸漬（4～6週間）させて発酵させる。
その後、古い木樽（バリック、トノー）を使って熟成させる。SO2は無添加。ノンフィルターでボトリング。

テイスティングコメント
果実味の個性が明確で2019年らしい抜けの良さ。淀みの無い余韻。 熟していながら酸をしっかりと残したスモモ、ダークプラムにスミレの花。 果汁たっぷりの巨峰を皮ごと口いっぱいに頬張ったような感覚。 わずかにフェンネルのようなスパイス香が果実を重層化させています。

 赤ワイン的なアタックから瑞々しく流れ落ちるような爽快な余韻。 造り手として完成形を描いて見事な着地を決めている。 年々、ワインとしての精度があがっており、黒ブドウ＆白ブドウブレンドは ニュースタンダードになるのでは？と思わせる完成度。 赤ワイン的なアタックに白ワイン的な飲み心地の良さ。 味わいは奇をてらった方向ではなく至極真っ当で潔い。 （2021年8月インポーター）