アッシュ・・・・・・エヌ・ルージュ[2018]マルク・ソワイヤール【フランス ブルゴーニュ 赤ワイン】

【アッシュ・・・・・・エヌ・ルージュ】
マルク・ソワイヤールが個人で所有するラドワ区域内の0.4haの畑に植えられたピノ・ノワールからマルクのトップ・キュヴェ「エルマイヨン　Hermaïon」が生み出される。

2018年のエルマイヨンの樽の中で3樽の発酵が進まず、安定しないため通常のエルマイヨンと同じ時期でのボトリングは出来ず、この3樽の酒質が安定するまで待ってのボトリングとなった。そのため、エルマイヨンの格落ちとしてヴァン・ド・フランス規格でのリリースとなる。偶然が産み出した今回限りの限定品。

ビオディナミ農法で耕作されたブドウを手摘みし収穫後、自生酵母を使用し全房の状態でオーク樽に入れ15日間のカルボニック・マセレーションを行う。その後2週間25℃で発酵させ、垂直式プレスで絞る。228Lのフランス産オーク樽に移した段階でも発酵が止まらず、通常の22ヶ月でボトリングするところ、42ヶ月でようやく酒質が安定しボトリングを行った。

エルマイヨンのセカンドラベル的な扱いになる。通常のエルマイヨンに比較してボディは若干スリムだが心地よい酸味が骨格のようにワインを形作っている。若干の揮発酸が発生が見られるが口内に滑るように入ってゆく飲み心地の良さだけではなく、メインラベルのエルマイヨンに比べて一層複雑な味わいを表現している。