コート・ド・ボルドー・カスティヨン・エルヴェ・アン・フュ・ド・シェーヌ（樽熟）[2019]シャトー・ド・プラド【フランス　ボルドー　自然派　赤ワイン】

【コート・ド・ボルドー・カスティヨン・エルヴェ・アン・フュ・ド・シェーヌ（樽熟）】
色合いは赤みがかった深いガーネット。ミュール、ビーツ、キャラメル、メントールの香り。ワインは芳醇かつコクのある濃厚でしなやかな果実味が染み入るように滑らかで、塩気のあるミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が優しく余韻を引き締めます。

収穫日は9月27日～10月8日と前年よりも2日～1週間ほど遅い！収量は40 hL/ha！2019年は当たり年！歴史的猛暑だったにもかかわらず収量に恵まれた！マセラシオンは、樽熟用のタンクだけに収穫したカベルネソーヴィニヨンを混ぜ、通常のカスティヨンと醸造を分けた。SO2はマロの後に10mg/Lと瓶詰め時に20mg/L添加。フィルター＆コラージュ有。

例年は通常のカスティヨンと樽熟とは熟成前まで一緒に仕込むが、今回は樽熟にだけカベルネソーヴィニヨンを入れ別々に醸造した。樽熟はいつも通り 1 年、その後は昔のボルドーのようにタンニンがこなれ始めるまで3年間カーヴでビン熟を経てリリースした。
リーズナブルなワインなのになぜここまで手を掛けるのか？とベルナールに質問したところ、息子のロマンがシャトーを引き継がない意思を決め、66歳になるベルナールはリタイアができる年となり、今後どこまでシャトーを続けるか分からない状況の中、残された醸造は儲け抜きに後世に残すようなワインに仕立てたいという思いで仕込んでいると語ってくれた。

2019 年は当たり年に当たる樽熟ワイン。今がまさに飲み頃と言えるくらい美味しいが、こういうリーズナブルなのに実は隠れたポテンシャルのあるワインだからこそ5 年以上放っておいて熟成した時の本当の実力を実感してみたい…そんな魅力的なワインだ！

【湘南ワインセラーのコメント】
最近、ボルドーのナチュラルな造りのワインの入荷が増えています！

理由は、価格とクオリティのバランスがめちゃくちゃ良いからです！

試飲をして価格を見ると「え！！！？？安い！！」

この物価高、円安事情の中で非常に満足度が高いのがボルドーの小規模な生産者のワインです！

『シャトー・ド・プラド』はヴァンクールさんがインポーター設立当初から輸入をしている生産者。

特に今回入荷した樽熟バージョンの「コート・ド・ボルドー・カスティヨン・エルヴェ・アン・フュ・ド・シェーヌ」は満足度がハンパなく高いです。

リーズナブルなワインなのにここまで手を掛ける？と思うような2019年の当たり年の樽熟ワインで、芳醇かつコクのある濃厚な果実味。濃いのに液体が染み入るように滑らかで、ミネラと細かいタンニンが心地よい！！ SO2はマロの後に10mg/Lと瓶詰め時に20mg/L添加のみのこだわりも◎