ミヒャエル・ギンドル
先日、ご案内しました『ユーディト・ベック』に続くオーストリアのナチュラルワイン『ミヒャエル・ギンドル』!!!このワインがまたコストパフォーマンスに優れていて、試飲しながら、カナリ《前のめり》になってしまいました(笑)
旨み全開のデイリーワイン「リトル・ブテオ」から始まって、蜜がたっぷりと詰まった「フローラ」、そして、マニアックな路線に足を突っ込んでいる「ブテオ」の3部作なのですが。。。
最後の「ブテオ」を試飲し終わった頃には、「この生産者、おもしろい!!!」
と、なっていました!!!
オーストリアの最北端なので、気候が冷涼で、アルザスワインを思させる酸味が基調になっていて、私好みでした。
酸味のレベルが高いのですが、シミジミ感が同居して、酸っぱさだけが目立つことなく美味しくって、昔クリスチャン・ビネールのワインを初めて飲んだ時の様な感覚が沸き上がってきました!!!
そう!!あの当時の価格に近いところが、嬉しい!!!
2つ目のキュヴェ「フローラ」は、完熟したリースリングの果実味たっぷりに蜜がトッピングされ、まった~~~りした余韻!!!このワインも酸味があるので絶妙なバランスを保っています!
お花畑のエチケットがかわいい!!
そして、最後の「ブテオ」。これには、参りました(笑)やってくれています(笑)いきなり、完全なマニアック路線。10月中旬に遅摘みしたグリュナーヴェルトリーナーを24日間アカシアの樽で醸したキュヴェで、とっても濁った液体で、甘夏やナッツの香り、まろやかな果実にハチミツ!そこにキリリとした酸が加わり、じわりと拡がる旨味を堪能できます。
こちらは、あくまでも、ヴァンナチュール愛好家の方向けですが、相当レベルが高くてコストパフォーマンスが高い!とにかく、素晴らしかったです!!
【インポーター情報】
ミヒャエルはほとんど一人で馬と共に畑で仕事をしてきました。『収穫の間、ノスリ(猛禽類の一種)は俺の畑の上を飛んでいるんだ。俺にとって彼らは畑を守る哨兵であり、自由や力強さ、野生の象徴なんだ。だからグリューナー・ヴェルトリーナーのラベルにしているんだ。』
Hohenruppersdorf(ホーエンルッパーズドルフ)村の住人が代々、自由をこよなく愛しきたように、ミヒャエル自身も自由を愛し自分のスタイル、マイペースでワイン造りに従事してきました。自分と向き合い、楽しみながら成長して今日の彼があります。10代から始まったミヒャエルのワイン造りの旅はまだまだ途中ですが、今も自由な発想と行動で、多様なアイデアでビオディナミを実践している彼はノスリに自分を映し出しているのでしょうか。2016年に彼はデメテールの認証をとっております。