ミヒズ・ファーム・オレンジ(2022)ミヒャエル・ギンドル【オーストリア　自然派　オレンジワイン】

【ミヒズ・ファーム・オレンジ】
葡萄品種：シャルドネ、ヴェルシュリースリング
畑・土壌：Weinviertel（ヴァインフィアテル）、ローム（砂と粘土）と黄土（レス）、標高180～280メートル
栽培：ギュイヨ仕立て、循環型有機栽培
醸造・熟成：除梗、14日間果皮浸漬、開放式発酵槽、古樽熟成。
アルコール度数：12％　SO2ごく少量添加

【試飲コメント】
画像の通り、透明ボトルで薄濁りアンバー。 キャッチーな外観に反して穏やかに立ち上がる果実の風味。 果皮浸漬で併走しがちな酸化のニュアンスはごくごくわずかです。 タンニンはきちんと内包していますが、現時点で既に液体に同化しており 口の中でぶつかり収れんする要素を感じさせません。 水出しの上質な中国茶のように瑞々しさすら錯覚します。 ドライなタンニンが果実を潰すことなく伸びる余韻。 シンプルながら素材の良さが波動を呼び起こすフィニッシュ。 タンニンではなく、素晴らしい素材、ブドウの果皮の香りや旨味を最大限引き出した優秀なワインです。 （2023年8月インポーター）