ポール・ローノワ
ローノワ家は、ル・メニル・シュル・オジェ村に20世紀初頭から続くヴィニュロンの名家です。長らく同村の協同組合に加盟していましたが、2010年に家業を継承した4代目ジュリアン・ローノワは独立を決断。醸造設備の導入が完了した2015年、愛する息子さんの名を冠したRM「ポール・ローノワ」を設立しました。
グランクリュ・ル・メニル・シュル・オジェに4.8ヘクタールもの畑を所有することが、名家たる所以。大手メゾンにぶどうで売却しているプルミエ・クリュ以下の畑も合わせたその全面積で、お父さんジャン・ピエールの時代、早1980年からリュット・レゾネ栽培を実践し続けています。 熟成の時を経て2019年にリリースされた記念碑的デビュー作「モノクローム」は、その完成度の高さから、フランス国内はもとより世界各国のインポーターの注目を集め、瞬く間にアロケーションで完売となりました。
「アイと並んでシャンパーニュの聖地と言われるル・メニル・シュル・オジェのすべての美質を、1本のボトルで表現することを目指しました。そのため私がメニルに所有する11のリウ・ディの中でも、とりわけテロワールに秀でた3つのリウ・ディのシャルドネを厳選して使用しました。あらゆるお料理とのマリアージュを至福にする、豊かなミネラル。上質な酸。ナッツやアーモンドのような香味。これらメニルのブラン・ド・ブランの醍醐味を堪能していただけるよう、ドザージュも1g/lに抑えました」。
絹のように繊細な泡の星々。味覚で感じられる「美しさ」。「ル・メニル・シュル・オジェ 最新章」のはじまりです。