グラン・オルディネール[2024]ヴァイングート・ヴァーゼンハウス【ドイツ　バーデン　自然派　赤ワイン】

【グラン・オルディネール】（インポーターのコメント）
葡萄：ピノ・ノワール100％
畑・土壌：３つの斜面の区画、二つはKaiserstuhl付近、Vulkanと同じ火山質岩盤、表土はレス（黄土）土壌。もうひとつの区画はStaufenの南、花崗岩・片麻岩土壌、表土はレス（黄土）。南東向き。
樹齢：10～25年
醸造：全房100％、ステンレスタンクで12日間マセラシオン・カルボニック。果皮からの抽出をさせないように破砕せず。ピジャージュせず。圧搾後、タンク発酵。その後６カ月オークの古樽で熟成。濾過・清澄なし。SO2添加せず。

【Grand Ordinaire】とはご存知の通り、ブルゴーニュのA.O.C.となります。直訳するならば『普通でいながら偉大』ブルゴーニュを愛する彼らならではのオマージュとなります。少し大げさでありながら気品を感じさせる言葉で、シンプルでのど越しの良いこのワインに相応しいと命名しました。

【湘南ワインセラーのコメント】
お待たせしました、今年もついにやってきました。

「ヴァインングート・ヴァーゼンハウス」最新ヴィンテージ、一斉リリース！しかも……もう断言します。

【今年は全部買い推奨】です！！！

「今年のヴァーゼンハウスは本当にヤバイ」その理由

「買うべきか、やめるべきか」
そんな迷いはぜんぶ忘れて大丈夫です。

なぜなら
今年はアレクサンダー本人がモンティーユを離れ、完全に自分の畑に集中した、まさに転換点の年！

そして…特にこれまでは脇役だった【白】が大進化。

新作スパークリングは、まるでナチュラルグロワーの上質シャンパーニュのような感動でした。

温暖化の恩恵をここまでポジティブに昇華できる造り手はほとんどいません。
かつてのブルゴーニュが、ドイツの急斜面の畑で息を吹き返している…
そんな奇跡を見たような感覚となりました！

彼らが耕作放棄された急斜面でトラクターが入らないような畑を選んだという英断がこの傑作を生みだした大きな要因であること。

ほかの誰もこのワインのようにはできないと確信しました。

通関がきれてすぐの状態での試飲は
インポータ―さんの判断で赤ワインからスタートしました。

●ヴァーゼンハウスの赤の入門キュヴェ「グラン・オルディネール」。
今までとは全く別物。大化けしました。かつての「ダニエル・ショーパン・グロフィエ」みたいです。古き良き時代のブルゴーニュの大御所の黄金のヴィンテージを飲んでいるような…

そんな夢のようなワイン。

ワインが高くなってしまった今だからこそこんなワインばかりをゴロゴロとセラーに詰めておきたい。
透明ボトルの外側からカラーを見ただけでも「6本ください！」と言いたくなるそんな魅惑なワインです！５６００円という価格がありがたい。

●「シュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァイン」。
香りは野イチゴのピュアな甘やかさ。まさに1990年代のブルゴーニュ黄金期を思い出す（ルロワの白キャップのヴォルネイなど）、懐かしくて優しいスタイル。

冷涼さを感じるキリッとした酸、精緻なタンニン、伸びやかな余韻。寝かせたらさらに化けるのは確実！
この価格帯で、このクオリティはもうブルゴーニュでは望めません。

●「シュペートブルグンダー・カルク」。
熟した果実のアロマと三位一体感が、ビゾーみたいでもあり...すごい。
ふくよかな果実の香り、奥行きのある旨味、織り込まれた酸、複雑なフレーヴァー。飲んだ瞬間に「ブルゴーニュで3万円出しても飲めない味だ」と確信しました。

これまでの２本ももちろん好みですが...このワインを飲むとこの上のクラスのワインがすべて欲しくなって頭の中がグルグルと動揺しまくるワイン。このワインがあるセラーは、未来の自分を幸せにします。

ヴァーゼンハウスは、ドイツの未来をつくる造り手です。ピノ・ノワール好きにも、ブルゴーニュの白ワインを愛する方にも、そして新しい美味しさを求める方にも全員に飲んでほしいワインです！！