アニエス・パケ
初めてこのドメーヌの2002年のオーセイ・デュレスのサンプルで取り寄せて飲んだ時、薄く透明感の高い液体なのに、決して薄っぺらくはなく、じわ~~~~っと旨みが残る素晴らしい味わいに、衝撃が走りました。
「これは、旨い。。。。。」と驚きまくり、なんでこんないに美味しいのに無名(当時)なのだろうか、と不思議で仕方なかった造り手なのですが、今や、リアルワインガイドでも大絶賛を浴びる、大注目株です!!!
なんと、ワインを造り始めたのは、2001年からということらしく、私が飲んだのは2年目のヴィンテージだったのですが、2年目で、あの味わいが出せるとは、まさに、驚異的です。
現地でも、人気急上昇で、オーセイ・デュレスというマイナーAOCなのに、コート・ドール、ランズブール、ボキューズなどの超一流どころのソムリエさんは、とっくにオンリストしているのだそうです。3つ星レストランのワインリストはほとんどが超有名ドメーヌのオンパレードなのに・・・。その中に採用されるというだけでも、どれだけ、美味しいか分かっていただけると思います。
◆アニエス・パケ
2001年に創業したアニェス・パケは、今日のブルゴーニュ新世代を象徴するような存在です。創業当初からの実質ビオロジーのリュット・レゾネ栽培や、毎年1本1本ぶどう樹を観察して、優れた樹の選抜と育成を行う「マス・セレクション」への取り組みといった地道な努力を続けながら、急斜面をものともせずに土まみれになって畑で汗を流しています。
オークセイ・デュレスという、ややマイナーなアペラシオンにも関わらず、その品質に感動した「ピエール・ガニェール」「ラルページュ」「コート・ドール」「ランズブール」といったミシュラン3つ星レストランのソムリエ達も、こぞってオンリストしはじめました。
彼女のワインは、透き通るようにピュアで清らかな口当たりながら、大地の滋養の結晶たる深いうまみに満ち溢れています。(それにしても昨今のブルゴーニュの女性醸造家達の造るワインは、頭ひとつ抜きんでているように思えます)。