テッレ・ディ・ピエトラ
【インポーター情報】
ヴェネト州、ヴェローナ県の県都であるヴェローナの隣町、サンマルティーノブオンアルベルゴは、大都会からそれほど遠くない土地にも関わらず、自然が非常に色濃く残り、大切に保護されている場所です。その素晴らしい清らかな自然環境の中に、家族でブドウ造りに打ち込むカンティーナ、テッレディピエトラがあります。地元出身、当主であるクリスティアーノとラウラ夫婦は、もともとお互いの実家が所有していた二つの畑を基に、2004年から本格的にワイン造りに携わるようになります。2004年までは出来たブドウはそのまま協同組合に販売していましたが、徐々に自分たちのラベルでのボトル詰めが出来るよう、試行錯誤を重ねていきました。そして2007年初めてのボトリングを行い、本格的にワイン生産者としてのスタートを切ったのです。
畑ではヴァルポリチェッラに伝わる土着品種のみを栽培。コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラ、ガルガーネガ。もともとは自然と言うには程遠い、農薬や化学肥料に頼った農業を行ってきた畑では、彼らが手掛ける様になると同時にそれら科学的な薬品や肥料を排除し、土地の改善を行いながら慎重に栽培を続けてきました。海抜400mの土地は、適度な暖かさと非常に良い昼夜の寒暖差があり、良質で綺麗な酸の乗ったブドウが生まれる。3.5haある畑では、現在約15.000本のワインを生産し、地元に伝わる昔ながらのヴァルポリチェッラを目指し努力を続けています。
不器用で素直な人達だからこそできるワイン。自分たちの利益よりもまずは良いワインを造る事に全ての力を込めているテッレディピエトラ。ワインがボトルの中で開いてくる瞬間まで、自分たちが抱えるというストイックな信念を持つ生産者です。彼らのワイン造りの基本は、地元で気軽に飲まれるヴァルポリチェッラ。その飲み心地のよい地元の酒をそのまま表現するべく試行錯誤を続けている。近い将来、全てのワインで亜硫酸に頼らずとも素晴らしい味わいのワインを造り出してくれる事を我々は確信しています。