マリオ・ペルスヴァル
『ジャック・セロス』の弟子のセロシアンとして期待され、デビュー当時か ら 現地のカヴィストの間で評判となり瞬く間に入手困難となった『クレモン ・ペルスヴァル』!!
今から2013年くらいに、日本初上陸した時に飲ませてもらい、新世代の若いパワーとセロス譲りの味わい豊かさに圧倒されました。その後、どんどん洗練性が増してゴージャス感を感じるクオリティに進化し ナチュラルな癒し、そしてセロシアンであることがドーンと伝わってくる旨 みと柔らかい果実味が押し寄せる凄味が出てきました。
『クレモン・ペルスヴァル』はこんなに良くなってたとは。。。。。と驚きました!
それが2021年。その後、日本には輸入されなくなってしまったのです。。。
(フランス政府のCO2削減の要請もあり、クレモンはヨーロッパ以外へ のワインの販売を中止)
その『クレモン・ペルスヴァル』に代わる存在となる『マリオン・ペルスヴァル』 (クレモンの従妹)が輸入されました。
クレモンが絶頂に美味しくなっていたころ、クレモンの下で葡萄栽培から 醸造まで3年間経験します。そして2021年、初めて自分の畑から自分のシ ャンパーニュを生み出しました。
『ペルスヴァル家は財産分与を繰り返し、クレモンだけでなく、トーマ・ペ ルスヴァルもワインを造っています。そして、新たにシャンパーニュを造り 始めたのがマリオン』
クレモンの従妹にあたるのがマリオン。所有する畑は全てシャムリーでクレモンと隣り合う畑も。所有面積は僅か3ha ですので生産量は少なく、フランス国内だけの販売でした。
『クレモンのワイン造りを学び、セラーも同じ場所を使用。醸造設備も全く同 じです。畑もほぼ同じ環境なのでワインのタイプは似ているかもしれません』
畑は下草が伸ばされ、周囲より圧倒的に緑が濃い。夏前に 1 度だけ刈り込む が、あとは伸ばしっ放し。必要がある区画だけ土を掘り起こすが、それ以外は不耕起という特殊な畑。
『下草のお陰で畑には鳥や昆虫が多く、ミミズも多くなりました。
均一化された土壌ではなく、不均一な複雑さの土壌が理想なので防虫剤を含め、一切の薬品は使いません』
クレモンと同じく、柔らかさ、完熟感がしっかり感じられるシャンパー ニュながら、よりシャムリーの個性や品種個性を感じさせる醸造がマリオン・ ペルスヴァルの個性です。
日本に初輸入された時の『クレモン・ペルスヴァル』と同様にマリオンの 進化を見守っていきたいと思います!!
まだまだ未完成なんですが、クレモンに近付いていくはずです!