ラ・ジネット（2018）マス・ド・レスカリダ【フランス　ローヌ　自然派　ブランデー】

【ラ・ジネット】
Mas de L’Escarida(マス・ド・レスカリダ)、Les Vigneaux（レ・ヴィニョー）、La Vrille et le Papillon(ラ・ヴリル・エ・ル・パピヨン)、Ogil(オジル)のワインをベースにしたブランデーです。

すべてアルデッシュのドメーヌのワインを蒸留して原酒を製造します。どの蔵元も葡萄のみ、SO2含めて一切添加していません。

２度の蒸留でアルコール度数７２°のベースを造り、ジュニパーベリー、有機栽培のレモンの果皮を添加。浸漬したまま３度目の蒸留し、ミネラルウォーターを加水してアルコール度数を４２．４°に調整。

【試飲コメント】
透明な外観から、樽熟成はさせていないことが伺える。清涼感と繊細な砂糖菓子を思わせる柑橘の風味。ジン特有のジュニパーベリーは極めて柔らかいタッチで香る。ボタニカルは２種と極めて少ないものの原酒のクオリティの高さが圧倒的な味わいを生んでいる。
バニラや甘い砂糖漬けのレモン、口の中での風味の伸びあがり方が抜群。

余韻の風味が残像のようにいつまでも長く舌の上にピラミッドを描く。サン・スフルのナチュラルワインをベースとしたスピリッツの良さをボタニカルが綺麗に引き立てているのは過剰な要素に頼ろうとしない造り手の意志とバランス感覚の賜物かもしれな（2020年3月　インポーター）