リーナトンデュ[2021]デ・ザコル【フランス　ローヌ　自然派　白ワイン】

【リーナトンデュ】
超稀少種カリニャン・グリの新キュヴェ。リーナトンデュとは予想外の意。畑購入後に複数品種に気付き調査､大変稀少なカリニャン・グリが判明したのが由来。100%樽熟で､フレーヴやモローの旧樽熟成。上質な厚みとミネラル感が魅力。0.6ha､1500本､標高180m､樹齢60年､ゴブレ式､4500本/ha､木製ﾀﾝｸ発酵(ﾏﾛ発酵有､最大22度､発酵期間6ヶ月､天然酵母､旧樽熟成1.5年(ルフレーヴ＆モロー)､フィルタ無コラージュ無。

【リアルワインガイド82号】92+点
カリニャン・グリから造られるリーナトンデュ。複雑で奥深い、見事すぎる香り。果実味の豊かさは液体の厚みにつながっていて、甘くて充実感たっぷりの味わいはまろやかで深すぎるほど深い。全く濃くないのに濃さを感じるのはエキス分が凝縮しているからで、堪らない美味しさがやんわりと広がります。適切な酸とミネラルによる粘性がその味わいにメリハリを与え、それと同時に洗練性も運んできてくれるという至れり尽くせりぶりを楽しめます。

【ワインレポート　山本昭彦氏】
黄色の花、ゴールデンデリシャス、洋ナシ、ほのかにオイリーなテクスチャー、フェノールのグリップがあるミディアムボディ。はつらつとした酸を秘め、バランスがとれている。浮遊感のあるフィニッシュ。オリヴィエによると、12haしか栽培されていないうちの0.5haという。