ユベール・ラミー

2014ヴィンテージに、ベタンヌが19/20点を付けたなど、 各評価誌で大絶賛を受けた『ユベール・ラミー』。
その後、日本でも2017年ヴィンテージからボルテージがMAX最高潮 に上っています。
私は、白と同様に、ラミーの赤ワインに惚れ込んでいますので、赤にも気合 いが入りまくっていますが、赤は、全房発酵の比率を高めたことにより、 洗練性が増して、ますます素晴らしいワインとなっています!!
その上、「サントネ・1erCru・レ・グラヴィエール(赤)」においては、ヘク タール当たり20000本まで密植となりました。(DRCを越える超密植!!!)
赤ワインは過去のメオ・カミュゼやデュジャックでの研修経験を生かして全房 比率を高めた結果、2014年ヴィンテージでは、その品質がいよいよ認めら れ、Bourgogne Aujourd’hui129号で、グラン・クリュ並みの高得点となり注目 を集めました。
90年代前半に研鑽を積んでいた修業先の「ドメーヌ・メオ・カミュゼ」でブル ゴーニュの伝説の神「アンリ・ジャイエ」の薫陶を受けていたことからラミーがジャイエから学んだスピリットは、目には見えないものとなってラミー に残り、ワイン造りにその影響を強く及ぼしていると言えます。
14,000~30,000本という高密植に挑戦しているオリヴィエ氏。 味わい、香りともに”情報量が多く”驚かされます。 ACブルゴーニュでさえ、植密度:11,000本/ha!!!!!!
常に高いレベルでの完成度で鳥肌が立つ、ラミーのワインをぜひお楽しみくだ さい!!
【インポーター資料より】
“ユベール ラミー”の歴史は古く、ドメーヌは1640年に、サントーバン村でブドウの栽培を始めたという記録があります。先代のユベール氏は、彼の父親であるジャン・ラミーの元で働き、1973年に自らドメーヌ ユベール・ラミーを立ち上げました。それまでは主にネゴシアンであったため、自社畑は8ヘクタールほどにすぎませんでした。
90年代にはクロ・ド・ラ・シャトニエール、デリエール・シェ・エドアール、ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャン、クロ・デュ・メ、クロ・デ・ザートの畑を購入、賃貸契約で手に入れました。また、より土壌の特性に合うとしてラ・プランセの区画に植わっていたピノ・ノワールをシャルドネに改植もしました。
1995年、世界各国でワイン造りとマーケティングを学んだ息子のオリヴィエ氏が、ワイン造りを受け継ぎ、経験を生かした新しい手法で畑から醸造までドメーヌを運営しています。今日ではドメーヌは17ヘクタールの畑を所有しており、そのほとんどがAOCワインです。サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ、サントネ、シャサーニュ・モンラッシェなど…18のアペラシオンから赤・白合わせて毎年10万本ほどのワインを生産しています。そのうち70%は海外に輸出され、残りはフランス国内のワイン商、レストラン、愛好家に回されます。
栽培:葡萄はグイヨ仕立て。5月から8月まで毎月グリーンハーヴェストを施します。この10年の間、化学肥料は一切やらずに有機コンポストに切り替えて土壌を修正してきました。
白ワインの醸造:畑から収穫された葡萄はベルトコンベアでプレス機に入れられます。プレスされたジュースはステンレスタンクで一晩、清澄のために静置されます。翌日、清澄されたジュースは重力によって地下の樽へと導かれます。樽はブルゴーニュの伝統的なバリックではなく300リットルとドゥミ・ミュイと呼ばれる600リットルの樽を用います。アルコール発酵、マロラクティック発酵ともに樽内で行われます。
赤ワインの醸造:収穫された葡萄は震動式選果台で厳しく振り分けられ、除梗した後にベルトコンベアでセメントタンクに入れられます。そこから3~10日後に約2週間かけてアルコール発酵を行います。発酵後に不純物を分離するデキュヴァージュを行い、プレスします。ジュースを一晩、清澄のために静置させ、樽に入れるのです。およそ15カ月の樽熟成を終えてワインは瓶詰めされるのです。

「花里さんはどういうワインが好きなんですか?」と聞かれることがあります。
私たちが「湘南ワインセラー」を始める前、ブルゴーニュワインにのめりこんでいったきっかけはアンリ・ジャイエでした。
その時期ジャイエは半引退という感じでしたがまだワインを造ってましたし80年代のワインも数万円で飲めましたので当時にしては高い授業料でしたが彼のワインを飲んで学び今につながっています。
ブルゴーニュでもアンリ・ジャイエから学んだ!という生産者がいます。その筆頭はジャイエのドメーヌを継承したエマニュエル・ルジェ。
ルジェの友人でもある仲田晃司氏もその一人としてアンリ・ジャイエから「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受けたといいます。
仲田さんは「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」をワインで表現することに情熱をかけているとNHKのテレビ番組で語っていました。
「自分自身のアイデンティティ」
私たちが熱烈になるワインの多くはこの「自分自身のアイデンティティ」がはっきりと表現されたものだと感じています。
飲んでハッとさせられる。もっと知りたくて居てもたってもいられなくなるような欲求が湧いてくるワイン。
まさに”魅了される”ワイン。
『ユベール・ラミー』の当主オリヴィエもその一人。彼は20世紀初頭に修道僧が書いた文献をもとに驚くべき1万4000本〜3万本/haの密植を行い他の誰とも違う彼だけのワインを造りました。
90年代前半に研鑽を積んでいた修業先の「ドメーヌ・メオ・カミュゼ」で「アンリ・ジャイエ」の薫陶を受けたオリヴィエ。ジャイエから学んだスピリットは、目には見えないものとなってオリヴィエに残りワイン造りにその影響を強く及ぼしていると言えます。
14,000~30,000本という高密植に挑戦しているオリヴィエのワインは鳥肌が立つ!世界最高の白ワイン「サン・トーバン・1erCru・デリエール・シェ・エドゥアール・オート・デンシテ」は世界のオークションアイテムとなったほど。
「ボリュームと洗練」が完璧にピタリと焦点が合い融合する彼だけのワインは世界中のブルゴーニュ愛好家を魅了しました。
「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ!」
特別感のあるブルゴーニュワインやナチュラルワインは個人の個性がはっきりと伝わってくるのでとても刺激的で楽しいです。