小公子[2021]ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン【日本　岡山県】

ワインはそのまま樽に詰められ、発酵を続けます。発酵後もそのまま9か月間熟成。タンクにいったんワインを戻し、味わいを均一化したあと、重力を用いて瓶詰。一度もポンプは使用しておりません。亜硫酸など一切無添加。フィルターも熱処理もしていない微生物のバランスで味わいが保たれている本物のワインです。

そのため若々しい果実味溢れる新鮮さとスパイスが綺麗に調和しております。口当たりはとても濃厚かつ柔らかく、いままでの日本ワインの概念を変えてくれることと思います。 飲み頃は15-20年後と思われます。気の長い話ですけど。

【リアルワインガイド73号】92点(2019年ヴィンテージの評価)
瓶詰め後２週間ほどのものを試飲。なので香りも味わいも縮こまり気味。それでも、その素材の良さや美味しさは伝わってくるもの。果実の甘みと凝縮感、そして美味しさの素となる要素が多いこと。また全体を覆うピュア感と質の良い酸。今後の瓶熟を経て、調和感が出てくるのは間違いない。そしてその頃には溢れんばかりのうま味がアナタを包むでしょう。とはいえ今飲んでも美味しいので、それまで待てるかが悩みの種。