アロース・コルトン[2020]アンリ・ノーダン・フェラン【フランス　ブルゴーニュ　赤ワイン】

【湘南ワインセラーのコメント】
「アロース・コルトン」は少しの野性味、果実の心地よい凝縮度が高まり、グッとビゾーに近づく雰囲気を楽しませてくれ、それでいてエシェゾーのような硬さがなく、今飲んで美味しく、いろいろな意味で楽しめて、最高です。このアロースは植樹が１９１０年の樹齢が高いブドウもあり、味わいの深みが別格でした。また私たちが通常のこのアペラシオンに感じる少しの物足りなさは微塵もありません。

さらにワインの味わいや構造は１級畑のワインに相当するものでした。イノシシの煮込み料理にピタリとマリアージュが決まり、このワインのポテンシャルの高さを証明してくれました！！


【インポーター情報】
収穫時とセラーの選果台で厳密に選果されたブドウは内部をエポキシ樹脂でコーティングされたコンクリート製の発酵槽で自生酵母を使用して発酵・マセラシオンを実施。マセラシオンは13日間。228Ｌのオーク樽で16ヶ月熟成させる。新樽率100％。醸造中には極力SO2の使用を行わず、必要最低限の添加のみ。力強いイメージのアロース・コルトンだが、このワインはとてもエレガントで繊細な印象。

【リアルワインガイド65号】93点(2016年ヴィンテージの評価)
初めて試飲するキュヴェ。閉じ気味だけどナチュラルワイン香がきれいで、スミレがあちこちに漂う。口に含むと凝縮して優しい力のある液体。なんだけど、思いっきり優しい。ジューシーで、フレッシュフルーツをガブリとかじったようなみずみずしさがあり、そこに大地の風味が絡んでくるからたまらない。洗練性もたまりません。