ラ・ソルガ

アントニー・トルテュルは元々科学を専攻し、ワインとは無縁の生活を送っていました。2001年の科学肥料会社の爆破事件を機に科学の限界を感じ、自然を尊重する考えへ転向。南仏のいくつかのドメーヌで修行をし、醸造に関するプロフェッショナルな知識を得て、25歳の時にネゴシアンとして自身のワイナリーをスタートさせました。
自ら足を運び、厳選した15件の有機栽培農家から葡萄を(シャトー・ヌフ・デュ・パープやサンシニアン、ピック・サン・ルー、フォジェール、アルディッシュなどから)広く買い付けています。植えられている木は樹齢40年~110年の非常に古い樹齢ばかり。造られるキュヴェは29アイテム。各畑の収量も少なく、ほとんどが少量生産。彼の醸造哲学はオーセンティックなワイン、自然なワイン造り。無農薬、有機栽培の葡萄のみ、亜硫酸不添加もしくはほぼ不添加で醸造し、科学物質は皆無です。

白ワインはソフトプレスで搾ったジュースを発酵、熟成。亜硫酸は不添加。それぞれのテロワールを表現したワイン造りです。亜硫酸不添加でも酸化しないポテンシャル。ワインは柑橘のアロマ、ブリオッシュ、シナモンを感じます。
なるべく手を加えない自然な醸造を心かけています。元々ロックバンドをやっていたというアントニー。それぞれのワインには目を引く個性的なラベルが貼られ、ネーミングにも趣があります。
