カリーム・ヴィオネ
1990年、ジャンポールテヴネの兄のドメーヌで16年間働き、2000年にボジョレーの醸造学校に通いつつ、マルセルラピエールやジャンポールテヴネ、ギィブルトンで自然派を学んだ『カリーム』。
2002年からギイブルトンのドメーヌの畑と醸造責任者を兼務しつつ、2006年自らのドメーヌを新しく立ち上げました。
ふんわり、ゆるゆるなボジョレー代表の『カリーム・ヴィオネ』。肩ひじを張らず気軽に飲めるヴァン・ド・ソワフの「ブール・ダン・レピナール」といちごスカッシュを飲んでいるかのような甘い癒しの「ペティアン・ナチュレル グラビュージュ」。
ジューシーな果実味と洗練されたミネラルとのハーモニーが絶妙な「シルーブル」。ブラインドで飲めばブルゴーニュのピノ・ノワールの雰囲気が漂っている「シェナ」。
彼の所有するブドウの品種は、ガメイのみで、樹齢は平均60年以上のセレクション・マサール。(凄い!!)セレクション・マサールとは、クローンの苗木を購入せずに、もともと植わっていたオリジナルのブドウ樹を接木して、育てる方法で、非常に手間がかかるため、ほとんどのドメーヌはこれを行っていません!
野性的なベリーに、オレガノやメントールの複雑さが散りばめられた「シェナ」が最上級キュヴェですが3千円台。エレガントな旨みを纏い、滑らかさと艶が抜群でカリームの英知が詰まっていて、これは安い!と思いました!!