ペティアン・ナチュレル・フェステジャール・ブラン[2021]ラ・ボエム【フランス　オーヴェルニュ　自然派　微発泡ワイン　白】

【ペティアン・ナチュレル・フェステジャール・ブラン】
色合いは微かに濁りのある淡いレモン色。ライム、レモン、グレープフルーツ、鉱物の香り。ワインはフレッシュかつ超ドライで、レモン汁のような突き抜けるようにシャープな酸があり、滋味深いミネラルが溶け込んだみずみずしいエキスを繊細なムースが包み込みます。

収穫日はシャルドネが9月15日、その他のブドウは10月1日。収量は30hL/ha。残糖は2g/L以下のエクストラブリュット。
シャンパーニュのつくり手ロマン・エナンのアドバイスの下、収穫差を利用して発酵途中のシャルドネにアルザスのブドウジュースを追い足しして、瓶内発酵の糖をうまくコントロールしました。買いブドウは南ボジョレーのビオ生産者アラン・ガレックとアルザスのビオ生産者グップから。FESTEJARの意味はオック語で「お祭り騒ぎしようぜ」という意味。ガス圧は3.7Bar。SO2無添加、ノンフィルター。

前回2020年9月にリリースしたフェステジャール・ブランとはガラッとスタイルを変え、シャープで超ドライな辛口に仕上げています。今回はシャンパーニュの友人ロマン・エナンからアドバイスを受け、ボジョレーのシャルドネをまず早期収穫して酸を確保し、シャルドネの発酵途中に晩熟のアルザス品種を加え瓶内発酵の残糖をコントロールした。

出来上がったワインは、シャンパーニュの友人のアドバイスが生かされているだけあり、いつものフェステジャール・ブランよりもシャープかつタイトで、泡立ちもきめ細かく、まるでドザージュ無しの超辛口なシャンパーニュみたい。いや、ドライな味わいの中に何も加えていないブドウジュースのみがゆえに、染み入るようなエキスの優しさがあり、これは普通のシャンパーニュにはないまさにペティアン・ナチュレルだけの特権事項。

ロマン・エナンの指南によりさらに進化を遂げたフェステジャール・ブラン。完成度の高い飲みごたえのあるペティアン・ナチュレル。