クメティヤ・ナンド
【湘南ワインセラーのコメント】
カモミールティや甘く熟した柑橘類のフルーツのジューシーなアロマなどが豊かに香る、美味しいマセラシオンワイン!!!!!価格が高ければ美味しいのは当然でしょ??!!でも、このワインが3,000円だったら、どうですか????私が一般のワイン愛好家だったら、何本も買いたくなりますよ(笑)
先日、006が芸能人格付に出て注目を浴びたスロヴェニアの『シュテッカー』からご紹介を受けて日本に輸入されるようになった『クメティヤ・ナンド』。
ラディコンがあるイタリアのフリウリから僅か20Mのスロヴェニアの北西部!!フリウリのすぐ近く!!という立地から、ラディコンからの影響を絶大に受けています。そう、フリウリにもたくさん良いワインがあるし、良い生産者がたくさんいるのですが、どうしても、価格が5千円以上とかになってしまい、なかなか気軽にはお勧めできません!
その点、シュテッカーとナンドの3千円のレーベルには、心底驚かされますよね。『ブルー・ラベル』は、マセレーションの期間が短いのですが、十分にマセラシオンワインの魅力を発揮していてこの価格で、このクオリティはヤバイですね(笑)
マセラシオン期間の長い『ブラック・ラベル』は、構造が別次元となっていてこれもまた試飲しながら唸り続けました(笑)インポーターさんもカステッラーダのようですよね!!と言っていましたが、全くのブレを感じさせないワインでした!!
マセラシオン系のワインは、どうしても個性が強く、誰にでもおススメ出来るものでもありませんが、日本が持つ発酵食品の食文化にも通じる部分が多々あります。日本の食文化にピッタリな要素が潜んでいるマセラシオンワイン!『クメティヤ・ナンド』のコストパフォーマンスは凄いです!!
【インポーター情報】
ヨーロッパの中央に位置し、イタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーに囲まれたスロベニア共和国は、多様性に富んだ地形と複雑で長い歴史を持っています。スロベニア北西プリモルスカのゴリシュカ・ブルダ地区、クメティヤ・ナンドはイタリアのフリウリ、コッリオ地区との国境まで目と鼻の先となるPlesivo(プレシーヴォ)に居を構えています。所有する5.5ヘクタールの畑は戦後、国境が引かれたために、60%がイタリアのコッリオに、40%がスロベニアのブルダに位置しています。
当主AndrejKristančič(アンドレイ・クリスタンチッチ)は家族の農場(クメティヤ)で25年間ワインを造っています。彼が農業高校でワイン造りを学んだことによって、祖父Nando(ナンド)が創立した家族の伝統を継承しつつもワイン造りというアプローチを始めることが出来たのです。アンドレイはブルダの土地への尊重とクメティヤの知識を生かし、自然に優しく出来るだけ介入しない方法を用いてワイン造りに反映させています。