アルボワ・ヴァン・ジョーヌ[2016]ジェローム・アルヌー(620ml)【フランス　ジュラ　自然派】

【アルボワ・ヴァン・ジョーヌ】
品種：サヴァニャン100％（クラヴランと呼ばれる620ｍｌボトル）　　
土壌：トリアス紀の粘土質土壌　　密植度：7,000本/ha　　収穫：手摘み
醸造・熟成：除梗後に空圧式プヌマティックで圧搾。
タンクにて自然に任せて発酵を行い、228L樽にてウイヤージュ（ワインを継ぎ足すこと）せずに6年間熟成。 この間にワインは1/3が蒸発し、ワインを守る酵母の膜が表面に発生します。軽くフィルターに通したあとに瓶詰め。

味わい：力強く、複雑味のあるワイン。くるみやスパイス、セロリ、カレーの香り。味わいは、驚くほどにまろやかで、印象的な余韻の長さを持つ。 モリーユやトリュフ、キノコを使った料理やカレー風味の料理、熟成したコンテとよく合います。 飲み頃：　このワインは若いうちから楽しめますが、50年以上の熟成も可能です。

熟成を経て個々の要素がパステルカラーで滲むように調和。 酸幕熟成由来の香味も粘性の低いクリーム状で高い純度の果実、瑞々しさすら感じます。 口の中で瞬間的に収縮してから拡散する香ばしく炒ったクルミ 同時に柑橘の凝縮した香りだけが並走、若々しい酸の軸が広がる要素を指揮するように収束。 シェリーと比較されるフロールの香味は果実すら錯覚する重なりの美しさ。 個々の要素とベクトルの複雑さはヴァン・ジョーヌはヴァン・ジョーヌであるという存在意義。 余韻の終わりは曖昧でいつまでも持続して消えないような香り。 （2024年5月インポーター現地試飲）