アンコ[2024]ファットリア・アル・フィオーレ【日本　宮城県　オレンジワイン】

【アル・フィオーレさんのコメント】
Type _ Amber
Vintage _ 2024
Winemaker _ Hirotaka Meguro
Alcohol _ 11%
Grapes _ Delaware
Product _ 2,473btl
Grapes grower _ Budou to ikiru Area _ Yamagata
Technical _ Wild yeast,No sulphites,Additive free,Unfiltered

アンコは、毎年デラウエアを醸し発酵させたオレンジワイン(アンバーワイン)に仕立 てています。例年、ラブルスカ種(生食用品種)でワインを仕込むことの意味や、目指 す方向性を模索してきました。ワイン造りと向き合って10 年の節目に、完熟したデ ラウエアの表現方法の一つの答えを見出せた気がしています。

約4 ヶ月間もの長期醸しにより、ラブルスカ種特有のフォクシーフレーバーと呼ばれ る香りが消え、生食用だと完熟と共に落ちやすい酸に対して、ほんのり嫌味のない程 度に揮発酸を乗せています。

十分なアルコールのボリューム、心地よい程度の揮発酸、古樽による酸化熟成とアン フォラによる酸化熟成。ラブルスカ単体ですと、一辺倒になりやすいのですが、それ を醸造方法で複雑味や奥行きを出せたと思っています。

日本の血を引いたぶどうで、日本の土地の風土、食材、お料理と、何の矛盾もなく合 わせせやすいワインは、日本ワインにおいて、今後日本のぶどうで醸したワインの方 向性を、再認識出来たワインに仕上がっています。

向こう5 年は成長し続けていくポテンシャルと、抜栓後の経過もとても長いので、少 しずつゆっくり日を置いて楽しめるのも、魅力の一つになっています。

○味わい 杏子、ハチミツレモン、生姜、アニス
○シーン 和洋折衷うまみの強い料理と合います！
○温度帯 15℃前後
○グラス 丸く深さがあるグラスや陶器
○お料理 トンカツ、カキフライ、鯖の煮付け、大学芋
○飲み頃 今～2032 年
○飲みきり 1 週間ほど
【湘南ワインセラーのコメント】
日本ナチュラルワイン界の魂、宮城が誇る『ファットリア・アル・フィオーレ』から、ついに！！ついに！！待望の新作が２アイテム登場です！！！

しかも、あの「ネコシリーズ」！！
ファンの方、心の準備はできていますか……？

まずは…みんなが待ってたオレンジ！
Anco（アンコ）／デラウエアのオレンジワイン
いや〜今年のアンコ、まじでヤバいです。
年々進化しているのは分かっていましたが、今回はもう完成度が別次元。
醸しも熟成も以前より長く、香り・旨味・奥行きの三拍子が見事に揃っています。

杏子、ハチミツレモン、生姜、アニス……
まるで日本の秋そのものがグラスに入っているような、そんな温かみのある味わい。

しかも、抜栓後の変化がまた最高。
一日ごとに深みを増していくので、ゆっくり時間をかけて楽しめます。
トンカツ、カキフライ、鯖の煮付け、大学芋…
想像してみてください、このオレンジワインと合わせたら……

もう反則級の美味しさです。

そして！赤の新作も見逃せない！！

Bucci（ブッチ）／マスカット・ベリーA
日本を代表する品種「マスカット・ベリーA」を、ここまで洗練させたワインが他にあるでしょうか。

しっかりとした果実味に、透明感のある酸、そしてベリーAらしいチャーミングさ。でも甘ったるくない。むしろ、ピュアで凛とした表情。

これまでのBucciの中でも、間違いなく過去最高の完成度！！トップ・キュヴェの「Nero」にもまったく引けを取りません。

そして何より――
毎年楽しみな猫のエチケットが、今年も最高に可愛いんです。ボトルを見ただけで、テンションが上がります！！

造り手の目黒浩敬さんは、あの「情熱大陸」にも出演された実力派の料理人。その“料理人としての感性”が、ワイン造りに息づいているんですよね。味わいの中に“料理の温度”があるというか……

「食卓に寄り添うためのワイン」ってこういうことなんだな、と思わされます。

宮城の地で、小さな蔵から世界へ発信されるファットリア・アル・フィオーレ。毎年、その情熱と進化には本当に胸を打たれます。

日本ワイン、ますます面白くなっています。

ぜひ、今年の「アンコ」と「ブッチ」でその熱を感じてください！！