クメティエ・シュテッカー
2014年、イギリスのDecanter誌で、初の試みとなるマスターオブワインが選ぶオレンジ・ワインのブラインド・テイスティングで、世界中に激震が走りました。
無名であったシュテッカーの2007年の「レブーラ・プリロ」が、オレンジ・ワインのベスト24に選出され、ゼップ・ムスター、ショブルック、グラヴナー、ラ・カステラーダといった定評のある造り手たちを凌駕する92点の最高得点での評価を受けたのです!!
この前振りを聞いただけでも「それは絶対に仕入れたい!」と思っていましたが、初めて飲んだ時に、”程よく味わいがほどけていて””マセラシオンワインの良いとこどり”みたいな存在のシュテッカーの魅力にハマってしまいました。その後、世界中で人気となり、日本への入荷もごく僅かとなりました!!これまで、オレンジワインという特殊な存在とされてきましたが、最近では、マセラシオン系のワインが特別な存在から、ワインの個性の一つとして選択されるようになってきました!!
当主のヤンコ・シュテッカーは、大量生産型のワイン造りに疑問を覚え誰の真似でもない自然なワイン造りへと回帰していきます。果皮のフェノール類まで完璧に成熟させ、白ブドウを赤ワイン同様に果皮浸漬。(スキンコンタクト)果皮浸漬の期間は決めておらず果皮が自然に沈殿するまで浸漬しています。ブドウの質が高いため、不必要な収斂性や歪なフェノールが味わいに反映されず、滑らかで純度の高いエキスを生む!!全くこの言葉通りの味わいだから驚くのです!!