ティエリー・グラントネ
ルロワのラルー・ビーズ・ルロワがブラインド試飲で買い付けを決め、長年『メゾン・ルロワ』にワインを樽売りしていた『ティエリー・グラントネ』。
5年前から樽売りを止めてしまったそですが、2018年ヴィンテージも、ルロワからのオファーは続いているそうです。
ワインレポートの山本昭彦さんの記事によりますと、
ルロワにはクルティエ経由で販売していた。
ラルー・ビーズ・ルロワがクルティエを使うのは、ドメーヌに出向いて試飲すると、断りにくくなるため。メゾンで発酵後に試飲して、品質がよかったら、マロの後に再び試飲して買い付ける。もちろんブラインド・テイスティング。
卓越した試飲能力を誇るラルーの舌にかなうワインだから、品質はお墨付きだが、直接の人間関係が希薄なため関係がキレた。彼女は2018年も買いたがっているそうだ。
とのこと!
インポーターさんから、
「味は素晴らしいのですが、日本ではまだまだ知名度が低く、アペラシオンもヴォルネイなので、派手さはないのですが、今時、これほどのクオリティのブルゴーニュは、なかなか発掘できません!」
と、紹介され、実際にワインを飲ませていただき、即気に入ってしまうくらい、素晴らしいブルゴーニュでした!!
こういうブルゴーニュは探してもなかなか出合えません!!
その後、ルロワが気に入って樽買いしていたと聞いて、非常に納得しました!!!
程良いクラシカルさがあって、多くのブルゴーニュ愛好家が大好きな味!!
ヴォルネイで17世紀から続く家族経営のドメーヌです。最高95年に達する遺産と呼べる貴重なヴィエイユ・ヴィーニュの畑を所有しているため、フィネスを備えた凝縮したブドウを得ることができるのがドメーヌの大きなアドバンテージだと思います。
マダム・ルロワから絶大な信頼を受け、ワインはすぐには引き渡されずグラントネィのカーヴで6~8ヶ月の熟成を経た後に(収穫翌年の春、マロラクティック発酵を終わってから)引き渡されていました。
ドメーヌは現在、ヴォルネイ、ポマール、ピュリニー・モンラッシェの3つの村に17区画、合計8ヘクタールの畑を所有しています。
殆どの区画がヴィエイユ・ヴィーニュで、しかも『コント・ラフォン』や『ジャン=マルク・ボワイヨ』『プス・ドール』などの超一流ドメーヌの区画に隣り合わせる最高の区画を所有しています。
樹齢の高さ、所有する畑の立地の良さ、などすべての好条件がそろった『ティエリー・グラントネ』!!飲むと、「これは安い!」と感動しますよ!!