ピノ・ノワール・エリオス[2022]ジャン・マルク・ドレイヤー【フランス　アルザス　自然派　赤ワイン】

【ピノ・ノワール・エリオス】
色合いは透明感のある深いルビー色。グロゼイユ、シャクヤク、青竹、蜜蝋の香り 。 ワインはしなやかかつチャーミングでキュートな酸があり、染み入るように柔らかな果実味に滋味深くほんのりビターなミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が溶け込みます。

収穫日は9月10日とブドウは早熟だった。収量は50hL/haと豊作に恵まれた。樹齢の高いLe Altenberg（ル・アルテンベルグ）の畑をベースに3つの区画のピノノワールで構成されている。キュヴェ名はギリシャ神話の太陽の神「Helios（ヘーリオス）」と風の神「Eole（エオール）」の2つの名前を掛け合わせ名付けた。SO2無添加、ノンフィルター。

樹齢の高いLe Altenberg（ル・アルテンベルグ）の区画をベースに若木の 2 区画のピノを混ぜて仕込むドレイヤーの赤のフラッグシップ。2022 年は、ル・アルデンベルグのピノの完熟が早かった一方で若木のピノにはしっかりと酸が残った。醸造は、前年同様ワインに酸化に対する耐性を付けるために熟成中ウィヤージュは一切していない。 出来上がったワインは、太陽の年とは思えない酸がキュートで果実味が柔らかく艶やかな味わいに仕上がっている。また、アフターを優しく締めるタンニンと余韻に残るほんのりビターなミネラルが、複雑で大人なピノの雰囲気を醸し出す。今飲んでも最高に美味しいが、贅沢を言うとあと数年寝かせて若いタンニンが落ち着いた頃に飲むのがベスト。