シャサーニュ・モンラッシェ[2019]バシェ・ルグロ【フランス　ブルゴーニュ　白ワイン】

【シャサーニュ・モンラッシェ】
樹齢：2012年に植樹　面積：0.9ヘクタール
土壌：南東向き、粘土石灰質。レ・プラント・モミエール(Les Plantes Momières)の区画。
醸造：樽内で2カ月間アルコール発酵、その後、試飲をしながらバトナージュ（澱を攪拌）を施す。シュール・リーの状態で14か月熟成（樽熟成12カ月、タンク熟成2カ月。新樽比率25％）。

特徴：2012年に白で0.9ヘクタール。1946年に赤で0.6ヘクタール植樹されたソーヌ・エ・ロワール県に位置するLes Plantes Momièresの区画です。若さのある葡萄樹由来の生き生きとした特徴が出ています。白桃やマルメロのような白い果実の鮮烈な香り。粘性があり、とても美しく長い余韻を見せてくれます。

【2018年ヴィンテージのコメント　インポーターより）
香りの段階で明らかに情報量の高さが伺い知れる。2018年とは思えない涼し気な酸を残した白桃にシナモン、ジンジャーのスパイスが心地良く重なる。口の中で果実味が粘り気を残すことなく大きく広がりを見せる。元来、ピノ・ノワールが多かったシャサーニュ・モンラッシェ村はその大部分がシャルドネに改植されたが、ありがちな、平面的なシャサーニュではなく立体感があるのが素晴らしい。

熟した果実の風味がずっと鼻の奥に残る余韻。改植した畑のシャサーニュとは思えない立体的な構造は、安易な改植を許さないサントネ村の会長を務めるルグロ兄弟ならではの目利きかもしれません。（2021年3月　村岡）

ティムアトキンMW：92点（2018年ヴィンテージの評価 Decanter 2018 En Primeur Tasting）