ブリュット・ゼロ[NV]ミニエール【フランス　シャンパーニュ　白　泡】

【ブリュット・ゼロ】
ドメーヌのシャンパーニュは全て野生酵母での樽発酵・樽熟成で醸造が行われます。樽内でのアルコール発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを行いながら8ヶ月間樽熟成。樽の比率は、4年以下の新樽（ドメーヌでは使用4年以下のものを新樽と定義している）が30%、5年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は行わず、樽熟成後は濾過や低温安定化も行わずにティラージュして瓶内二次発酵へ移行。その後、澱と共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを行う。

現行ロット：二次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで38ヶ月。2020年5月ティラージュ。2023年7月デゴルジュマン。リザーヴワインの比率は18%、ドザージュは0g/l。アルコール度数12度。ガス圧6.4気圧。

味わい:焙煎や樽のノートに柑橘果物の風味が混じり合った香り。やや塩気を感じるアタックで、口中はワインの豊かさとブドウの自然な酸とのバランスがしっかりとれている。レモンやオレンジなどの柑橘果物の⾧い余韻のあるフィニッシュには、バランスの取れたミネラル感と塩味、旨味が感じられる。

【ワインレポート山本昭彦氏95点】
ノンドゼでミネラル感を明快かつ正確に表現している。マイヤーレモン、黄桃、マンダリン、果実の豊かさと丸さがあり、ノンドゼとは思えないバランス。生き生きした酸、正確なテクスチャー、65か月間の熟成からくるモカのタッチ、うまみと塩味が心地よく、緊張感が持続する。