シャルドネ・サン・モラン[2023]ゲブリューダー・マティス【ドイツ　バーデン　白ワイン】

【シャルドネ・サン・モラン】
Wine Advocate　95 points(2022年ヴィンテージの評価)
畑・土壌：St.Morand、トゥーニベルグの石灰質　収穫：9月12日、100％手摘み
醸造・熟成：全房のまま天然酵母による自発的な発酵。9か月間225リットルの樽で熟成。新樽80％。
瓶詰め前にごく少量SO2添加。　アルコール度数：12.5％　残糖：0.6g/L　総酸度：5.8g/L
生産者より：ハチミツ、バニラ、バターに石を思わせる硬質な香味。 全てが美しく濃密でありながら、豊潤と言うよりも軽快でフレッシュ。 時間と共にゆっくりと熟した黄色い果実が上昇します。非常に繊細でジューシー。 イーストの香味、美しい骨格と力強いミネラル。フレッシュな塩味とジューシーな果実味が残る長い余韻を持っています。

荘厳でスケールの大きな存在感は2023年の個性により高い熱量へとシフト。 トップからフォーカスの定まった樽由来のスモーキーな香味をゆっくりと上昇する柑橘の微粒子。 ドライなレモンとハチミツのパンデピス。 個々の要素が明らかに多く細やかな粒子でスケールの大きな像を形成しています。 果実の大きさから内に目を向ければ酸が熱を帯びて静かに胎動する中心軸の太い構造。 表面的な冷ややかさではなく熱を内包した酸の大きな存在感は温暖な年のシャブリ特級南向きのよう。 若さ由来の収れん、何度も大きく上書きするような果実の輪郭の大きさと静謐な軸 高い熱量のテロワール、年の個性を受け止め雄大に昇華されています。 （2025年6月インポーター）