シュペートブルグンダー・トゥーニベルク[2022]ゲブリューダー・マティス【ドイツ　バーデン　赤ワイン】

【シュペートブルグンダー・トゥーニベルク】
Wine Advocate　92points
セパージュ：シュペートブルグンダー（ピノ・ノワール）100％　
畑・土壌：Morand、Wart、Dimberg、Eck　トゥーニベルグの石灰質
収穫：8月30日、100％手摘み
醸造・熟成：100％除梗。天然酵母による自発的な発酵。浸漬、発酵1か月。18か月間225リットルの古樽で熟成。瓶詰め前にごく少量SO2添加。　アルコール度数：13.5％　残糖：0.2g/L　総酸度：5.8g/L 生産者より：香りは熟した赤いチェリーとかすかなカシスの美しい相互作用に取り込まれます。ほのかにレッドカラントの香りもあります。すべてに明るい木の色調が添えられています。ピュアなピノ・ノワールのフレッシュな味わい。冷たくて力強いチェリーの果実、上質なタンニン、美しいミネラル感がワインを力強くも軽いものにしています。

エントリーレンジのカルクベーデレとは香りの段階でもしっかり差があります。脈打つような赤果実、甘くスパイシーに煙る樽香は現時点から果実と同化。個人的に2000年前後のジュヴレ・シャンベルタンに共通して感じられた蜜柑の果皮を思わせる風味。果実味が前面に出た2022年ならではのスケール感とマティスのワインすべてに感じる要素の充実度の高さ。まだわずかにタンニンに若さがあるものの中間から開放される赤果実が瞬時に上書きしてくれます。ブルゴーニュとの比較論だけでは未来に進めないと理解しながらも明らかに村名～１級レベル。レストランで料理と合わせても受け止めてくれて満足出来る質で愛好家がケース買いするワイン。欧米化視点の呪縛が解けたピノ・ノワール的で大きな戻り香の余韻。大らか。（2025年12月　インポーター）


【湘南ワインセラーのコメント】
ブルゴーニュ愛好家の心を一瞬で掴んだドイツの新世代『ゲブリューダー・マティス』が、今回も極少量入荷しました。

前回は入荷直後に完売してしまい

「もう1本買っておけばよかった」

という声を何度もいただいた生産者です。

今回は、シュペート・ブルグンダー（ピノ・ノワール）のエントリーとなる
「カルクベーデレ」2023年、
村名ラインの「トゥーニベルグ」2022年、
そして最上キュヴェ「ローゼンロッホ」2021年が少量届いています。

白ワインは「オーセロワ・トゥーニベルグ」2024年のみ到着！！

◎村名ライン「トゥーニベルグ」2022年。
こちらは明らかに別次元。
ワインアドヴォケイト92点も納得のクオリティです。

脈打つような赤い果実味に、
甘やかでスパイシーに煙る樽香。
ジュヴレを思わせる骨格と存在感があります。

完全に村名～1級クラスの風格で、
フレンチのお料理と合わせてこそ真価を発揮する1本。
これは何本か確保したくなります。

ブルゴーニュの価格高騰で、
こうした体験がどんどん難しくなってしまった今。
その“受け皿”として、
ドイツの新世代が本気で注目されている理由を
この生産者は明確に示してくれています。

『ヴァーゼンハウス』に続く衝撃。
オルヴォーさんが発掘した、まじでヤバい新人です。

全種類揃えても、まだ価格的に現実的なのが本当にありがたい存在です。