ナチュール・ロゼ[2023]ゲブリューダー・マティス【ドイツ　バーデン　自然派　ロゼワイン】

【ナチュール・ロゼ】
セパージュ：シュペートブルグンダー（ピノ・ノワール）100％　　畑・土壌：トゥーニベルグの石灰質
収穫：2023年9月28日　醸造・熟成：100％手摘み収穫　天然酵母による自発的な発酵。ステンレスタンク。
2日間果皮浸漬、10か月間シュール・リー、ステンレスタンク熟成。瓶詰め前にごく少量SO2添加。
アルコール度数：12％　残糖：1.6g/L　総酸度：5.8g/L

生産者より：100% ピノ ノワール。カシス、イチゴ、ラズベリーのクールなレッドベリーのフルーティーな香り。ミネラルのフレッシュさもあり、ワインに信じられないほどの飲みやすさをもたらします。ジューシーなフルーツと軽いハーブのスパイスが最後に口に残ります。

【湘南ワインセラーのコメント】
美味しいピノ・ノワールが恋しくなる季節です。
ブルゴーニュを入り口にピノの魅力にハマり、
気づけば北海道・余市やドイツ、さらにはジュラのプールサールへと

“薄旨探しの旅”を続けている皆さまにおすすめ――

ドイツの若き新星『ゲブリューダー・マティス』。

彼らの「ナチュール・ロゼ」が、完全にピノ・ラヴァー仕様の1本でした。

“ロゼ”という先入観はここでは無意味。
一口飲んだ瞬間、誰もがこう言うはずです。
「え!? これロゼじゃない。ほぼピノ・ノワールの旨さじゃん…！」

「うわ、好き……（即買い）」

スタイルとしては
北海道・余市のエレガントなピノ、
もしくはジュラのアルボワのプールサールに限りなく近い方向性。

“繊細・エアリー・ジューシー・透明感”の系譜ど真ん中。

つやつやとした球体の舌触り
赤系果実のフレッシュさと静かな大地のニュアンス

微かなハーブとミネラルがほどける余韻
液体に生命力が宿っているような躍動感
これを3,000円台で味わえる！！

この美味しさの裏付けは、彼らの集荷う時期に対するこだわりにあります。

近年ではアルザスでさえ収穫が8月に早まる中、
彼らは9月28日まで収穫を待つという選択をしました。

冷涼な気候が守る酸、熟度のピークを見極めた収穫、
その絶妙なバランスから生まれる“薄旨の極み”。

いま、ドイツのピノは本当に面白い。
オルヴォーの『ヴァーゼンハウス』に続き、
またひとり“ヤバい造り手”が現れた――そんな手応えです。

ブルゴーニュではもう探せなくなった価格とクオリティの交点。
「ピノ・ノワール好きが心から惚れるロゼ」
それがゲブリューダー・マティスのナチュール・ロゼ。
本気でおすすめです。